唾が飲み込めないことについて




緊張や不安が強いと、ふつうは誰でも自然にできる事が、考えないとできなくなったり、あるいは考え込むと余計に変にったりしります。つばを飲み込めなくなったり、普通に息をする事も分からなくなる人がいます。

精神的緊張は瞬時に口腔内を緊張させ、特に舌の機能を停止させてしまいます。その結果、歯科的問題や内科的問題がなくても唾液を飲む事も、息をする事も困難に成ります。
唾液が飲みにくくなる事も、息がおかしくなる事も、原因は同じです。精神的緊張から連動して起こる口腔内の緊張が原因です。したがって、その仕組みを理解して、心の緊張を許しながら自分で口腔内緊張を解除するトレーニングを行えば、緊張のために起こる嚥下障害(つばが飲み込めない)・呼吸障害も解決します。
普通の人は、精神的不安や興奮が無いときは無意識につばを飲み込んでいます。
私も、目の前にめちゃくちゃ美人な女性が裸で迫ってくれば・・フリーズしてしまって目が点になったまま、呼吸する事も忘れて、つばを飲む事も忘れて、やがて ゴックンと生唾を飲み込む事でしょう。その他に、おなかがすいている時に、おしい料理をテレビ番組で見た時も、時々起こりますね。


このように普通の人も一時的に日常的に起こります。
あなたの場合は、めちゃめちゃ美人な女性が急に裸でせまってくる時だけでなく、それが日常的に起こっているのです。

正確には、心理的な不安などでは、厳密な意味での嚥下障害は起こらないといわれています。あなたのような場合は、咽喉頭異常感の範疇に属するものです。
咽喉頭異常感とは,咽頭に異物感があるが嚥下には支障がない場合をいい,心理的要因が大きく関与していると言われます。
咽喉頭異常感症の症状としては,のどに異物感はあるが食事摂取の際に嚥下困難はなく、唾液を飲込む時に異物感が強くなるということです。咽喉頭異常感は、異物感はあるが嚥下には問題がないことが特徴とされますが、患者の初診時の訴えは嚥下障害のそれと変わらないことが多いです。しばしば、本当の嚥下障害があるかどうかについて調査が必要になります。本当の嚥下障害の場合は、それなりに 耳鼻科的・歯科的・内科的な器質変化を伴う病変(それぞれの医者が異常だと思う病的な変化)があることが多いからです。
したがって、あなたの場合は、つばを飲み込む時だけに起こっているようなので心因性である事が考えられます。


(対策です)
1.腹式呼吸の練習:
はじめに鼻から大きく息を吸い、次に口をすぼめてゆっくり吹き出す練習。(深呼吸) これができたら、鼻で息を思い切り吸って、ちょっとづつ細切れにッ連続的に早く息を出すトレーニング。

2.発音練習
「アー」「イー」「ウー」を大きな声で何回もやる。(ほっぺたの筋肉を鍛えます。)「パラパラ・・・・・」「タラタラ・・・・」などひょっとこを何回もやる。→口の緊張が緩和する。

3.舌機能訓練

舌を口の中で回転させる。舌の先を天井に沿わせて、のどちんこを触る感じの運動。→舌のフリーズを防ぎ舌の機能を上げる。

4.色々な軽い運動

唾液が飲みにくくなっている時に、首をグルグル曲げたり、肩を上下に動かすなど首から上の筋肉の緊張を緩和する。


5.これらの後に、ゆっくりと一気に水を飲む。

これだけのトレーニングをすれば、治ると思います。




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